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  • 執筆者の写真ブルーベルリトミック

サロンコンサート

    昨年から年に4回程自宅でサロンコンサートを開催しています。 毎回ゲストをお呼びして1部にコンサート、美味しいケーキとお茶を頂いて休憩をした後2部では、ソプラノ歌手に指導して頂きながら参加者全員で歌を歌っています。 コンセプトはまず美しい音楽で耳を癒し、美味しい食でお腹を満たし、最後はみんなが音楽に参加するということです。 私はピアノを担当しているのですが、いつも感心するのは最後に歌う歌は指導の素晴らしさもあって参加者の気持ちが一つになることです。音楽で心がつながる喜びの瞬間でもあります。    もう一つの楽しみは、冒頭のコンサート部分です。ゲストは彼らがまだ学生だったころに知り合いその後研鑽を積み札幌に帰って活躍されている方々です。私自身長く教師生活を続けていて才能のある学生に出会うのも喜びですが、その後羽ばたいて何年も年数が経ち様々な経験を積んで素晴らしい演奏家になっていることです。最初の出会いから何年も経って改めて共演してみると(ピアノの伴奏者として)彼ら(彼女)が 如何に真摯に音楽に向き合い、様々な人生経験を積み重ねてきたかを感じることができます。   昨日のコンサートのゲストはバイオリンニストでした。彼とは10年前音楽家になる決心をして受けたコンクールの伴奏を引き受けたことで知り合いました。音楽大学に行かなかった彼はほとんど独学でバイオリンを勉強し、その後様々な音楽祭や海外で研鑽を積み現在はオーケストラでプロとして活動しています。 もちろん10年前にも才能は感じましたが、その後全く音信もなかった10年間にどんな人生があったのか感じながら私はワクワクして伴奏をしていました。お客様は美しく、甘い音色の奥に秘めた魅惑的なバイオリンの音色にすっかり虜になっていました。   音楽は表面的にはテクニックが重要で、技術がないと気持ちを上手く表現することが出来ないのですが、音楽の本質は音楽を通じて歩んでいるその演奏家の人生を物語るものだと思います。   若い才能の出会いとその成長に喜びを感じつつ今後も音楽でつながる素晴らしさを伝えて行きたいと思っています。

青村 理恵子

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